シンハライトが回避したことで、ビッシュと桜花賞馬のジュエラーの人気が急上昇している。前走のローズSを11着と大敗している分、ジュエラーが2番人気になると思われるが、「この人気は過剰では?」と感じるファンも少なくなさそうだ。
ローズステークス(11着)の敗因は?
これにはまず前走ローズSの敗因から考える必要がある。そもそもジュエラーという馬は後方からの競馬をする馬。桜花賞までは全てスタートを出遅れていて後方から進めてきた。
しかしこれがローズSでは一転し、スタートを五分に出て5番手と前目へつけてきた。今回は積極策で好位につけていく形で進めていった。序盤少しかかる一面も見受けられたが、珍しく壁を作って進めていく。
しかしすぐにペースが落ち着き、内と外から詰め寄られ後ろへ下がるはめに。着順を少し落とした6番手の内ポケットで我慢を強いられることになる。この位置・この流れのまま3コーナーへ。進路のない内から直線へ入っていく。
直線を向くと外に広がったところでスッと外に進路を取り、さぁここから!というところですぐに後ろから来ていたレッドアヴァンセに並びかけられ、この時点での反応もイマイチ。
その後持ち直してレッドアヴァンセを一瞬交わすが、すぐにまた交わされ、さらに外から来たデンコウアンジュとシンハライトにあっさりと行かれる。あとは失速するのみで11着と惨敗だった
先行策試走も、試すには不向きのレースとなった
脚を使って積極的に前へつけていったが、ペースが落ち着いたこともあって4コーナーでは結局後方組とほぼ変わらない位置で直線を迎えることになった。
序盤少しかかったこともあり、脚を使ったわりにはその恩恵がほとんど得られなかった。ペースもだが、道中で中弛みに巻き込まれたのが痛かったか。
おそらく陣営による先行策の試走だったと思うが、いい形で結果を残せなかったのが残念なところ。骨折明けで馬体も+10kgだったし、この影響も多少はあるだろう。
やはり過剰人気。今回はあくまでヒモで抑える程度
ということで、本題である過剰人気かどうかについてだが、やはり過剰していると感じる。
秋華賞は近年先行馬が活躍が目立ち、4コーナーを少なくとも8番手以内くらいで、上がり3位以内の馬が馬券に絡んでいる。前走出していったのは本番は前目で競馬をしていきたいという意思表示が見て取れる。しかし結果は惨敗。
ここで上手く先行策がハマっていれば本番人気するのはわかるが、結果は不発であった。本番先行して馬が気持ちよく走れるかは怪しいところだ。
スタートの問題もまだ完全に克服したわけではないので、出遅れれば後方からの競馬となる。そうなった時はメンバー的にも大外ぶん回しで2,3着には来そうなイメージがあるが、アタマは無い。あくまでヒモで抑えるくらいのスタンスでいいだろう。
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