秋華賞トライアルでお馴染みのローズSが先週開催された。結果は以下の通りだ。
ローズS(2015)の結果
1着 15 タッチングスピーチ(牝3) 54.0 C.ルメール
2着 8 ミッキークイーン(牝3) 54.0 浜中俊
3着 13 トーセンビクトリー(牝3) 54.0 武豊
4着 10 レッツゴードンキ(牝3) 54.0 岩田康誠
5着 16 クイーンズリング(牝3) 54.0 M.デムーロ
6着 3 アンドリエッテ(牝3) 54.0 横山典弘
7着 12 ディープジュエリー(牝3) 54.0 柴山雄一
8着 9 サンクボヌール(牝3) 54.0 松山弘平
9着 1 レッドカーラ(牝3) 54.0 四位洋文
10着 2 テルメディカラカラ(牝3) 54.0 幸英明
11着 7 ペルフィカ(牝3) 54.0 菱田裕二
12着 11 レーヌドブリエ(牝3) 54.0 吉田豊
13着 14 ティーエスクライ(牝3) 54.0 和田竜二
14着 4 シングウィズジョイ(牝3) 54.0 内田博幸
15着 6 ライトファンタジア(牝3) 54.0 川田将雅
16着 5 プレミオテーラー(牝3) 54.0 福永祐一
17着 17 メジャーガラメキ(牝3) 54.0 小牧太
前記事「秋華賞トライアル「ローズS組」は必ず馬券に絡む!?過去10年のデータを分析してみた」では過去のデータ分析により「ローズSで4着以内に入着した馬」は注意しておきたいと記した。ローズSが終わった今、さっそく1?4着の馬を1頭づつ考察していきたいと思う。
タッチングスピーチ(1着馬)
デビューからずっと主戦騎手だった福永騎手からルメール騎手へと乗り替わり、テン乗りで同レースを制した。前走の条件戦は勝っているしこれまでの福永騎手の騎乗が悪かったわけでは無いが、相性は良さそうだ。鞍上の力量というよりは馬の調子が抜群に良かったレースであった、という印象だ。
今回はハイペースで先行集団がすべて潰れるなかで、上位3頭はすべて最後方追走という展開が向いたというのはあるが、末脚自慢の馬が沢山いるレースで強い勝ち方をしたのは高評価できる。本番の秋華賞でも好走を期待したいところだが、トライアルレースで緩々仕上げだった馬たちが今度は本気で挑んでくる。仕上げの完成度が逆転して本番ではどうか?という不安もあり重い印を打ちづらい。その不安を打ち消すくらいの調教内容や馬体なら次もあるか。
ミッキークイーン(2着馬)
秋華賞トライアルはあくまで”トライアル”と言わんばかりの緩い仕上げで直線も強くは追わずにそれでも2着に入着した。スタートは出遅れて最後方からの競馬でも慌てず後で脚を溜める。最後の直線で外からジワリと勢いをつけて鞍上の浜中騎手は鞭を4回、その合図で先行集団をゴボウ抜き。2着に破れはしたが休み明けということもあってか終始余裕の走りで2着という結果は、本番での本気の走りにはより期待が高まる。
トーセンビクトリー(3着馬)
5月から毎月使っているので疲れが心配されていたが今回も絶妙な抜け出しのタイミングで3着に粘り込んだ。直線でサンクボヌール(牝3、松山弘平)が外に寄れてトーセンビクトリーがそれを避けて外に少しずれるが、それ以外はとくに気になったところは無い。無茶をせず、必要最低限の力を使って本番への切符を手にするあたり流石は武豊という感じがする。疲れが心配なのは騎手も陣営もわかりきっていることだ、今回は力もセーブできたし本番ではどこまで健闘できるかが見ものだ。
レッツゴードンキ(4着馬)
言わずと知れた桜花賞馬のレッツゴードンキは、前走5月に出走したオークス(10着)からの休み明けで今回は4着に敗れる。スタートは反応良く出て序盤は2番手を行くが、ハナを行ったシングウィズジョイ(牝3、内田博幸)に譲られ先頭を行く。ほぼ馬なりで直線を迎えて坂手前でやっと鞭の合図。ジワリと伸びては行くが+14kgの馬体重が堪えたのか伸びはイマイチ。今回はペース的にも厳しい展開だったかもしれない。後続も早めに来たし息を入れる間もなかった中で掲示板に入れたので悪い評価はしていない。1回ここで使われて本番どれだけ良化するか。本調子であれば。
夏を使ってすで本調子に近いタッチングスピーチ、わずかな余力を残して一発を狙うトーセンビクトリー、まだ本調子でないミッキークイーンとレッツゴードンキ、といったような構図を描いてみた。これにOP・条件戦組がいかにして絡んでくるかという感じか。まだ枠順も何も発表されていないので詳しい予想はできないが、とりあえずローズS組は必ずと言っていいほど馬券に絡むので絶対に注目しておきたい馬たちだ。
【口外禁止】秋華賞の3連単予想
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